2018年6月28日木曜日

『Pokémon GO』 開発チームより:フレンド機能とポケモン交換のルールの背景について

米Nianticは、PokemonGOのフレンド機能とポケモン交換のルールの背景についてを公表した。(180620)

ポケモンニュース

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 『Pokémon GO』 開発チームより:フレンド機能とポケモン交換の考え方について

Pokémon GO トレーナーの皆さん
『ポケットモンスター』のシリーズを通して、友達とのポケモン交換はいつも欠かせない要素でした。『ポケットモンスター 赤・緑』が登場した1996年当時は、2台のゲームボーイをケーブルでつなぐ『交換』という遊びが人と人をつなぎ、ゲーム画面の外に遊びを広げました。
その歴史もあって、2015年に『Pokémon GO』の開発が発表されて以来、私たちは世界中のトレーナーの皆さんからポケモン交換の機能のリクエストをいただいてきました。
私たち開発チームは、『Pokémon GO』のゲームバランスを保ちつつ、トレーナーの方々にとって公平になるようにゲームデザインの検討やテストを繰り返し、そして、ついにフレンド機能と共にポケモン交換の機能を世界中の『Pokémon GO』トレーナーの皆さんに公開できることになりました。


フレンド機能、ギフティング、仲良し度
これらの機能について考えを始めたときの私たちの目標は、「トレーナーの皆さんがゲームを一緒にプレイし、冒険を通してつながりを持てるようにすること」でした。
これまで、ジムバトルやレイドバトルを考えるときにも、トレーナー同士のつながりを意識して設計をしてきました。ですが、これらはトレーナーの皆さん同士が直接助け合う部分がまだ不完全で、レイドバトルのロビーとバトル中以外で友情を深める手段はゲーム内にありませんでした。そこで、トレーナー同士のつながりをゲーム内で実現できるようにフレンド機能を考えていきました。
フレンドになったトレーナーには「ギフト」を贈れるようになります。受け取ったギフトには、フレンドがそのギフトを入手したポケストップ・ジムの写真がついたポストカードが1枚ついています。これは、観光地やお気に入りのお店で知人にプレゼントを贈ったり、遠くに住む友人に宛てて地元のポストカードを送ったりするようなシーンをイメージしています。旅行先や遠方にいる友人からギフトが贈られてきたら、なんだかワクワクしませんか?
ギフトには、普段ポケストップで入手できる道具よりも少し良いものが入っています。皆さんの『Pokémon GO』の冒険を、フレンドたちがアシストしてくれることでしょう。

ギフトには、道具のほかにアローラのすがたのポケモンがかえる7kmタマゴが入っていることもあります。フレンドとギフトを送り合って、アローラのすがたのポケモンたちを、ずかんに登録しましょう!

人の友情の深まり方はいろいろありますが、「友人と長い時間をともにする」というのも一つのあり方だと思います。時間を経るにつれてお互いのことをより深く知り、親密になり、友情は深くなっていきます。

それは『Pokémon GO』のフレンドでも同じです。フレンドには、そのフレンドとどれだけ一緒に『Pokémon GO』の冒険を楽しんだかをあらわす「仲良し度」が設定されます。

ギフトを贈りあったり、レイドバトルやジムバトルを一緒にプレイすることで、フレンドとの仲良し度は上がっていきます。ゲーム内では、友情が深まっていく様子がハートマークによって表現され、時間をかけて徐々にハートマークの数が増えていきます。

さらに、フレンド機能をデザインしているとき、私たちはフレンド同士がジムバトルやレイドバトルで直接助け合えるようになれれば、もっとトレーナー同士のつながりを強めることができるのではないかと考えました。

仲良し度が「仲良し」以上になると、ジムバトル・レイドバトルで与えるダメージが上昇するだけでなく、レイドバトル勝利後のゲットチャンスで受け取れるプレミアボールの数も増えます。たとえ少人数であっても、結束の固いフレンド同士でレイドボスに挑めば、大きな力を発揮できるはずです。

ポケモン交換
「ポケモンたちを捕まえるために、現実世界を冒険する」という体験を土台にしたこのゲームでは、ポケモン交換をしているだけでポケモンをすべて集めることができてしまうと、ゲームバランスが壊れてしまう可能性があります。

ポケモン交換のゲームデザインに取り掛かったとき、この機能が『Pokémon GO』従来のワクワク感を損なってしまわないようたくさんのことを検討しました。

まず最初に、ポケモン交換をするにはトレーナー同士がフレンドになっている必要がある、というルールを作りました。
さらに、全てのポケモン交換において、双方のトレーナーはコストとしてほしのすなを使う必要がある、というルールも設けました。
このルールによってすべてのポケモンを交換だけで集めることが難しくなります。
ただ、すでにポケモンずかんに登録されたポケモンを交換する場合は、必要になるほしのすなはほんの少しです。

一方で、伝説のポケモンや色違いのポケモン、まだポケモンずかんに登録されていないポケモンを交換する場合には、「特別なポケモンの交換」となり、交換に必要なほしのすなの量を多く設定してあります。そうすることで、ポケモン交換の悪用や、ブラックマーケットの形成を抑止したいと考えています。

今まで、珍しいポケモンや強力なポケモンを捕まえるために努力してきたトレーナーの皆さんの体験を無意味なものにしないためにも、こういった交換のルールは必要なものでした。また、1人のトレーナーが特別な交換ができるのは1日につき1回までです。

もちろん、できる限り多くのポケモンが交換され、それがトレーナー同士のコミュニケーションになってほしいと思っていますし、伝説のポケモンの交換を禁止するような考えはありません。

ただ、伝説のポケモンを捕まえるための労力を考えれば、伝説のポケモンの交換にはより多くのほしのすなが必要であることは自然なことだと考えています。

ただし、フレンドと友情を育んだ証として、仲良し度が高くなるにつれ、特別なポケモンの交換に必要なほしのすなは大幅に減るようにしました。現実と同様、友情を育めば本当の宝物が手に入るのです。

『Pokémon GO』でのポケモン交換に関するもう1つの重要な点があります。それは交換に出されたポケモンのステータスが一定の範囲で変化することです。

『ポケットモンスター』シリーズでは、トレーナーの実力よりもレベルの高いポケモンは、バトルにおいて言うことを聞いてくれないことがあります。それに対して『Pokémon GO』では、受け取ったトレーナーのトレーナーレベルに見合った範囲で、ポケモンのステータス変化の幅が決定します。そして、ポケモン交換をする前に、そのポケモンが交換後に変わる可能性があるCPとHPの範囲を見ることができます。

トレーナー同士の仲良し度が高いほど変化後のステータスも高い数字になりやすくなります。バトルであまり使用していないポケモンも、フレンドとの交換に出されたあとにはバトルで大活躍することもあるかもしれません! ただし、一度交換に出されたポケモンはその後はポケモン交換に出すことはできなくなりますので、どのポケモンを交換に出すかは慎重に考えましょう。

皆さんにはどんどんフレンドとポケモン交換を楽しんで頂きたいのですが、唯一交換に出せない種類のポケモンがいます。それは、幻のポケモンです。

「ミュウ」を手に入れたいトレーナーの皆さんは、必ずスペシャルリサーチ「幻のポケモンの姿を追え!」をお楽しみいただく必要があるということです。

今後も引き続き、スペシャルリサーチでのみ出会うことのできるポケモンは登場していきます。ゲームの公平性を保つためにも、スペシャルリサーチを完了させたトレーナーの皆さんだけが幻のポケモンを手に入れられます。

ここまで、ポケモン交換によって不公平やゲームバランスが崩れないように私たちが注意してきたことをお伝えしてきましたが、ここでポケモン交換をたくさんしたくなる要素についてもお話したいと思います。

とあるヨーロッパへ旅行に行ったトレーナーの話です。このトレーナーは旅行中、フレンドにヨーロッパの名所のポケストップやジムで手に入れたギフトを贈りました。そして帰国後、そのフレンドと会った時には、「ヨーロッパに旅行していたみたいだね。ヨーロッパでしか出会えないバリヤードは捕まえたでしょ?交換しようよ!」という会話が生またことでしょう。

特定の地域に生息するポケモンを手に入れられることはもちろん、じつはポケモンを交換に出すと、交換に出したポケモンのアメが手に入るのです。しかも、交換に出されたポケモン同士を捕まえた場所が遠ければ遠いほど、より多くのポケモンのアメがもらえます。

ヨーロッパへ旅行していたこのトレーナーは、ヨーロッパで捕まえたバリヤードを交換に出すことで、バリヤードのアメを多くもらえるチャンスにもなるわけです。これは、ポケモン交換によって生まれるであろうたくさんのストーリーのほんの一例です。

最後に、『Pokémon GO』にフレンド機能とポケモン交換を導入できることを嬉しく思う一方で、私たちが皆さんの冒険に取り入れたい協力要素やトレーナー同士をつなげる仕組みはまだまだたくさんあります。

私たちは『Pokémon GO』を通して、どのように友人や家族、恋人、職場の同僚などとのコミュニケーションをさらに増やせるか日々考えています。

今回導入したフレンド機能は、こういった目標を実現するための素晴らしい土台となるはずです。冒険は、いつだって誰かと一緒にしたほうが楽しいものです。私たちは、この機能がみなさんの冒険をより豊かに、より楽しくし、そしてこれまで以上に友情を深めてくれるものであって欲しいと願っています。
—Pokémon GO開発チームより

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かなり詳細に設計されていますね。もう交換してしまいましたが、慎重にというところは、よくよく考える必要がありますね。








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