2017年9月10日日曜日

PokemonGOが、働く人のメンタルヘルスを改善することを科学的に証明!? 東京大学の研究チーム

東京大学の医学系研究科精神保健学分野の渡辺和広大学院生と川上憲人教授の研究チームは、9月7日、労働者を対象に調査を行い、スマホゲームアプリ「Pokemon GO」のメンタルヘルスに対する効果を科学的な研究結果として示したと発表した。

日経プレスリリース 

東京大学では、労働者における「Pokémon GO」と心理的ストレス反応との関連を、世界で初めて検討することを目的として、日本の労働者を対象とした調査を実施しました。

2015年11月に実施した、日本に居住する正社員・正職員の労働者2530名(年齢20~74歳)を対象に、2016年12月に再度インターネットを用いて、「Pokemon GO」を1カ月以上継続してプレイしたことがあったかを調査したところ、「Pokemon GO」を1カ月以上継続してプレイした労働者(246名、9.7%)は、そうでない労働者(2284名、90.3%))に比べ、1年後の心理的ストレス反応が有意に減少していることがわかったとのこと。



 心理的ストレス反応の得点は、低いほどストレス反応の程度が低い(メンタルヘルスの状態 が良い)ことを示しており、得点は、性別、年齢、喫煙習慣、飲酒習慣、および仕事のストレス要因の影響を調整済み。

ゲーム性を備えたコンテンツによるメンタルヘルス改善のための介入は、従来の介入方法と比較して、メンタルヘルスの問題に興味のない人々や、メンタルヘルスの問題を抱えていながら通常のメンタルヘルスケアにアクセスできないような人々も有効である可能性があるため、今後は、「Pokémon GO」を始めとする新しい技術を利用したゲームがメンタルヘルスを改善するメカニズムの検討や、より厳密な効果検証のための研究を進めていく予定とのこと。

「Pokémon GO」は、自閉症の男の子が家の外に出るなどといった事例証拠、専門家による意見などもありましたが、科学的な証拠が示されていないままとなっていたため、注目を集めています。

この論文は、英国「Scientific Reports」に論文として掲載されました。
2017/2/17に投稿、2017/8/21に承認され、2017/9/7に公開されたものです。
nature.com news
論文



Nianticも注目しています。




論文で話題となっていますが、これで自分も安心してプレイできます(笑)


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