2017年3月11日土曜日

Niantic John Hanke氏、年内のアップデート、ミューツーの登場などについて語る

Niantic設立者のジョンハンケ氏は、スペイン・バルセロナでのMobile World Congressの講演後に、ベルリンに立ち寄り、中心部の"Gendarmenmarkt"で、2017年にPokemon GOがどうなっていくのかについて語ってもらった。
  John Hanke Wired Germany Interview
「自分がやりたかったことは既に始まっています。ただ、まだすべて終わったわけではありません。技術的にも冗長性のあるものにしなければならなかったため、当初はそうした対応もしていましたが、ようやく新しい機能に注力できるようになってきています。 ジョンハンケ氏は、Mobile World Congressで、今年中に4つの大きなアップデートがあると説明していました。 1つ目は既に実施された、金銀世代のポケモンの登場です。全部で80種類のポケモンが追加され、細かい機能追加もなされました。これにより多くのファンが改めてポケモンGOの世界に戻ってきました。 2つ目が何か?とハンケ氏に尋ねると、そこはハンケ氏は口が重くなりました。いくつかの開発中のものがあって、ひとつはアリーナでのチームによるゲームです。」
 「Ingressで、我々が学んでいるのは、協力や計画といったことが、とても面白いということです。人々が同じゴールを共有すれば、それは友人と出会ったり、知らないことを一緒にやったりするということの強いインセンティブになるということです。」
ハンケ氏は、アリーナのバトルにより多くの人に参加してもらいたいし、ポケモンを集めるためだけに集中して欲しくないということです。
「ゲームをチームワークに仕向けるように考えており、参加することにもっとインセンティブをつけたいのです。」
2017年の2つのリリースにおいては、最終ゴールを定義するような、とても広がりのある機能を追加したいと考えている。Nianticの開発者は、モンスターの交換方法と、お互いのバトルの方法について考えているだろう。
また、Nianticは、最終的には、当初の2~3週間から求められているレジェンド的ポケモンである、ミューツーやミュー、さらにはチームに定義づけされる3つの基本的な鳥たち(?)を追加したいと考えている。 
ハンケ氏は「年内には見られることになるだろう。」と語った。 
現在、GPSの位置を特別なアプロケーションで自宅から移動させてしまう、ずるい方法を使っている人がいることについて、大きな問題となっているため、これ以上難しくしないように、また、こうしたことを防止するように取り組んでいる。

Pokemon GOの狙いは、自宅から出ない人たちに、自宅から出て取り組んでもらうことである。
John Hanke Interview 2 
49歳のCEOは、さらに語っている。
「Nianticにとって、仮想現実(Augmented Reality)は、ゲームに現実世界を持ち込むことです。単に、スマートフォンで、ポケモンを探すというものではありません。 この世界のビジュアル化を改善していきたいのです。GoogleのTangoテクノロジーというものもあります。しかし、この分野では、HoloLensやMagic Leapなどといった、AR眼鏡に注力している会社やベンチャー企業などがあります。我々は、適切なデバイスをサポートして、我々のプラットフォームを市場の中で、拡大していきたいのです。」
 「現時点ではIngressやPokemon GOを継続していきたい。新しいデバイスは、ビジュアル化をさらにリアルに、リッチにするでしょう。但し、ゲームの中心のメカニズムは変更しません。資源(リソース)との相互作用で、ある地点から他のところに走ることになります。協力したり、他の人と一緒に遊ぶことになります。これがこのゲームの「コア」になります。」
「AR眼鏡は、ゲームを変えることにはなりえますが、それほど重要ではないと考えています。我々は、スマートフォンだけをみて、下を向いていたら気づかないあなたの知らない身近な場所にいってもらいたいと考えています。ARが適切なハードウェアを開発するのに重要な改革のステップになると考えています。」
「私は、スマートグラスに期待しています。私は6週間、Google Glassを使用していたうちのひとりです。ただ、初めの4週間は良かったのですが、あとの2週間は面白くなかった。しかしそこには多くのテクノロジーがあった。しかし、スマートフォンの当初は多くの課題があったし、コンピューターだって最初は使い物にならなかった。新技術とは、常にサイクルがあるため、そこに可能性があると思う。」
「ARゲームにとっては、どこに立っているかをていぎするのが一番難しい問題である。部屋の中にいるのが一番難しい。GPSは3つの衛星情報を得ることが前提であり、また、ビルの中で金属がたくさんあるところや、走行中の電車の中なども難しい。」
「ARゲームは、正しく地点を把握することが重要である。また、どちらを向いているのかといった情報も重要で、GPSの消費電力も少なくすることが重要である。このためにBeacon情報も活用できる。」
「現在は、立っているのか、電話を切ってシークレットメッセージを読んでいるのか、などはわからないが、Beacon情報などで解決できれば良い」
「Beaconがそうした情報を得ていく必要がある。また、3Dデータがこの世に登場する必要がある。」



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